看護師のキャリアアップには経験が大切!

看護師のキャリアプランは人によりさまざまです。看護の現場ではキャリアアップ=管理職と考える人もいますが、積極的に資格を取得してエキスパートの道を選ぶ人も非常に増えています。具体的には、臨床経験を積んでから認定看護師教育機関へと入校して、認定看護師の資格を目指すプラン、助産師の資格を取得してお産に関するサポートのエキスパートを目指すプランなど、さまざまなキャリアを選ぶことが可能です。また、ライフプラン全般にまで視野を広げて、結婚後に家庭と仕事の両立を目指すといったプランを思い描いている人も少なくありません。このように、看護師のキャリアアップとは、それぞれの人のマインドに大きく左右されるものです。何をもってキャリアアップと呼ぶのかは人によって微妙に違うので、周りの人に影響されず、自分なりのプランを思い描くようにしましょう。

将来のキャリアプランが上手くイメージできない場合は、採用時に求められる「看護師の要件」に注目してみましょう。医療機関が看護師を採用する際にチェックするポイントは「臨床経験年数」「全身管理の経験」「資格」などです。このうち、臨床経験年数は全身管理経験や資格取得にも大きく影響してくるポイントになるため、多くの医療機関が非常に重視しています。こうした状況も踏まえ、現時点で具体的なキャリアプランが思い描けない人は、まずは臨床経験年数の積み重ねを大切にし、将来のキャリア形成に役立つ経験を積んでおくようにしましょう。